社員の職務能力向上のための独自制度

当社では社員の職務能力向上及び技術や知識高度化のため、30年近くにわたり様々な社内資格制度を創設し拡充してきました。全ての資格で数年ごとに適格審査制度と呼ばれる再審査を行い、更に資格制度自体の内容や評価基準の見直しも行う為、能力がとどまる事なく向上し続ける仕組みです。何らかの資格を有する社員は全体の6~7割に達しており、資格取得に応じて資格給を支給し、能力アップが目に見える形で評価されます。

主要資格

特定部門や職種を対象とした業務に直結する資格を主要資格として定めています。

生産技能資格

1989年~

製造、技術職の社員のうち、基礎知識と生産技能の習得に意欲的で、かつ基本的能力を有すると認められる社員に対し教育研修の機会を与え、その成果として社内資格を認定しています。

2年目の製造職社員は全員受験しています!

実技試験だけでなく、ディスカッションもあるので付け焼刃の知識では合格できません。

開発技能資格

2006年~

「ユーザーの声をフィルムに表現する」製品の開発・改良への企業能力を育成、強化する一環として、製品知識、製品分析、試作、社内3C(※)、 市場認識などの必要な技能を有する社員に対し制定されました。
※「3C」とは、企業における協働行動の基本(Communication/Coordination/Cowork)の頭文字をとった当社の造語

職種毎にコース・級があり、自分の職種に必要な開発能力を磨くことが出来ます!

自ら課題を設定し、成果を発表するプレゼンテーションや、全社員を対象として実施される知識試験があり、あらゆる側面から審査されます。

設備技能資格

2017年~

設備の内製化と設備管理の体制を強化する為、制定されました。制作・技術・管理の3つのコースに分かれ、設備の設計や保全等に関する業務知識と技術を有する社員に対して認定します。

製造独自の資格制度とも結びついています!

メーカーの屋台骨となる製造設備。自社開発だからこそ生まれた、独自の技能資格です。

物流技能資格

2017年~

製品製造量の拡大につれ、物流機能を強化する為に制定されました。在庫管理や運搬、環境保全などの業務に関する知識と技術を有する社員に対して認定します。

自分の課題や得意分野が明確に!

「物流」と言うと一見目に見えない業務と思われがちですが、資格として制定されているので、レベルアップの目標が立てやすく、意欲の向上につながっています。

一般資格

職種や部門を問わず、社員が有する業務に役立つ能力や技能を一般資格として定めています。

情報技能資格

1993年~

「タイピング検索技能資格」…タイピングのスピード・正確さと、PCを用いた検索技能を評価します。

「ICT管理技能資格」…PC全般に関するセットアップやネットワーク等のトラブルに対応できる能力を評価します。

「広報技能資格」…企業イメージと拡販を目的としたカタログ等を作成するための知識と、アプリケーション操作に関する技能を評価します。

「外国語技能資格」…外国語に関して、実際の業務で活用できる語学力を評価します。

情報技能といっても種類は様々

広報技能資格の取得者は、販促用リーフレットの改訂や「まめクリロン」編集など、幅広く活躍中です!

客先応対Q&A技能資格

2010年~

お客様からの製品に関する問い合わせ等に、事務社員が適切に応対できる技能を評価します。お客様の要望をいかに引き出せるか、知識の習得も踏まえて営業社員と二人三脚で定期的に研修なども実施し、レベルアップを目指しています。

実践的な形で実技試験を行っています。

実技試験では審査委員がお客様役となり受験者へ電話し、製品の問い合わせ等の応対を評価しています。PC操作をしたり、製品カタログを見ながらの電話応対は、実践さながら!日々の応対能力向上に直結しています。

おもてなし技能資格

2010年~

来社されたお客様に居心地良く過ごして頂く環境作り、社員が気持ちよく働くことができる環境作りのスペシャリストを目指しています。丁寧な応対態度や言葉遣い、細やかな気配りや考え方等を評価します。

日々、感性や所作を磨いて

スムーズなお茶出し等が試験でできればよい。という内容ではなく、「相手を思う心」まで審査されます。有資格者は、日々の応対はもちろん、社内の調度品を季節ごとに入れ替えたり、お花を活けたりと活動しています。